私たちの言葉に頼らない確認方法

SimpleShotが画面収録の許可を求める理由と、ご自身で確かめる方法

macOSでは、画面を読み取るアプリには、静止画でもビデオでも同じひとつの許可が必要です。SimpleShotもキャプチャを撮るためにこの許可を必要とします。ここでは、SimpleShotがその許可で何をしているのか、そしてSimpleShotを信用しなくてもそれをご自身で確かめる方法を説明します。

すべてのスクリーンショットアプリに共通の許可。

macOSでは、アプリが画面の内容を見られるのは、「システム設定」›「プライバシーとセキュリティ」›「画面収録とシステムオーディオ録音」で許可された場合だけです。スクリーンショット専用の許可はありません。スクリーンショットは画面を一度見ることなので、どのスクリーンショットアプリも画面収録アプリと同じ許可を求めます。

SimpleShotが画面を読み取るとき。

読み取るのは、キャプチャを撮るときだけです。ショートカット、メニューバー、SimpleShotのウインドウから操作したときや、設定したタイマーが終了したときです。範囲のキャプチャでは、各画面を一度だけ読み取り、範囲を選ぶあいだ、その画面を静止した状態でルーペとともに表示します。スクロールキャプチャではスクロールに合わせて画面を読み取り、収録では停止するまで読み取ります。キャプチャとキャプチャのあいだは何も読み取らず、何も送信しません。テキスト認識と機密情報を隠す処理は、すべてお使いのMac上で行われます。

「SimpleShot」›「設定」›「プライバシー」には、読み取ったすべての記録が、日時、読み取った内容、きっかけとともに一覧表示されます。この一覧はMac上に90日間保存され、消去することもできます。ただし、これはあくまでSimpleShot自身による記録なので、以下の確認方法はこの一覧に頼りません。

確認方法1:ターミナルでmacOS自身のログを見る。

macOSは、アプリが画面を読み取るたびにそのアプリの画面収録の許可を確認し、記録に残します。ターミナル(「アプリケーション」›「ユーティリティ」内)を開き、次の行をペーストしてreturnキーを押してください:

log stream --style compact --predicate 'process == "tccd" AND eventMessage CONTAINS "kTCCServiceScreenCapture" AND eventMessage CONTAINS "Allowed"'

実行したまま、普段どおりMacを使ってください。各行のSub:のあとに画面を読み取ったアプリ(SimpleShotはdev.stillbyte.SimpleShot)が、binary_path=のあとにその場所が表示されます。SimpleShotでキャプチャを撮ると同じ秒に数行が表示され、SimpleShotを開いたときにも1行表示されます。キャプチャとキャプチャのあいだには何も表示されません。ほかのアプリも、画面やほかのアプリのウインドウ名を読み取ったときに表示されます。停止するにはControl+Cを押します。

確認方法2:Macから送信されるものを見る。

SimpleShotが接続するアドレスは3つだけです。アップデートを確認するupdates.stillbyte.dev、時刻証明を求めたときのproof.getsimpleshot.com(送信するのは画像のフィンガープリントだけで、画像そのものは送信しません)、そしてリンクを作成したあとのlinks.getsimpleshot.comです。キャプチャがMacの外に出るのは、そのキャプチャのリンクを作成したときだけです。

ご自身で確かめるには、アプリのすべての接続を表示するファイアウォールを使います。たとえば無料のオープンソースソフトウェアLuLuでは、SimpleShotについてはこれらの接続だけが表示されます。また、ターミナルで次の行を実行すると、SimpleShotの接続と、それぞれが送信したデータ量がリアルタイムで表示されます。アップデート、時刻証明、リンクを使っていないあいだは、一覧は空のままです。終了するにはQキーを押します。

nettop -p SimpleShot

macOSが毎月あらためて尋ねること。

macOSは月に一度ほど、SimpleShotに画面の読み取りを引き続き許可するかどうかをあらためて尋ねます。表示されるのは、そのアプリが「システムのプライベートウインドウピッカーを回避して、画面とオーディオに直接アクセスしようとしています」というmacOS自身のメッセージです。この確認は、すべてのスクリーンショットアプリと画面収録アプリに対して、前回から30日後に、Mac上のアプリのコピーごとに表示されます。アプリが何か新しいことをしたという意味ではありません。「許可」を選択してください。SimpleShotが画面を読み取るのは、これまでどおりキャプチャを撮るときだけです。それは上記の確認方法で確かめられます。

この確認を避けるには、すべてのキャプチャをmacOSのウインドウピッカー経由で行うしかありませんが、ウインドウピッカーでは画面の範囲を選択できません。Appleが例外としているのはリモートデスクトップアプリだけです。

macOSがどのキャプチャにも含めないウインドウ。

macOSは、一部のウインドウをすべてのアプリのキャプチャから除外します。許可を求めるダイアログなどのセキュリティ関連の表示と、アプリが非公開に指定したウインドウです。これらはSimpleShotのキャプチャにも、範囲を選ぶあいだの静止画面にも表示されません。キャプチャにこうしたウインドウが含まれていたことをSimpleShotが検出できた場合は、その旨をお知らせします。これはSimpleShotでは変えられない仕組みで、ほかのスクリーンショットアプリにも同じルールが適用されます。

macOS自身の「スクリーンショット」アプリなら、これらのウインドウもキャプチャできます。「アプリケーション」›「ユーティリティ」から開くか、SimpleShotがシステムのスクリーンショット用ショートカットを使用していない場合は⇧⌘5を押してください。

許可をオフにするには。

「システム設定」›「プライバシーとセキュリティ」›「画面収録とシステムオーディオ録音」で、いつでもSimpleShotをオフにできます。オフにすると、SimpleShotは画面をまったく読み取れなくなり、キャプチャを撮ろうとしたときにその旨をお知らせします。